特別企画「ともに」

2021年3月13日(土)13:55-14:50


番組では、この10年で、約400の個人やグループの活動を紹介してきました。今月は、被災地の今をお伝えしながら、10年の放送も振り返ります。


ピースジャムの10年
[気仙沼市]
震災では、命や住まいだけでなく、普段使う生活物資も奪われました。そうした中、震災の翌日から、たった一人で、被災した赤ちゃんとそのお母さんたちを支える活動を始めた人がいます。気仙沼市の佐藤賢さんです。物資支援から始まった佐藤さんの活動は、NPO法人「ピースジャム」を立ち上げ、子育て中のお母さんたちの雇用支援へと変わりました。今も活動を続ける佐藤さんの10年を振り返りながら、今、思うことを聞きました。


再建した飲食店
[山元町、南三陸町、女川町、石巻市]
被災から立ち上がり、再建を果たした飲食店を振り返ります。JR常磐線山下駅前の「金ちゃんらぁめん」。南三陸町戸倉のカフェ「ちょこっと」。シーパルピア女川のナポリピッツアの店「IL GABBIANO(イル ガッビアーノ)」。雄勝観光物産交流館の「伝八寿し」と「ウズマキ眼鏡珈琲店」。


戸倉のカキ養殖
[南三陸町]
南三陸町の志津川湾は、古くからカキやワカメなどの養殖が盛んなところです。戸倉地区では、震災を機に、カキ養殖のあり方を根本から見直した結果、大きな成果を上げ、後継者たちも増えてきていると言います。


あの日の出来事を語り継ぐ
[山元町]
復興が進む山元町で震災の語り部を続ける人たちがいます。その中のひとり、門間裕子さん。門間さんは、震災当時、10mの津波が押し寄せた中浜小学校の先生で、しかも、中浜小の卒業生でもありました。震災で失った学校の記憶と災害への備えを後世に伝えています。