特別企画「ともに」

2022年2月12日(土)13:50~14:20


10年半ぶりの再建
[女川町(やきとりぶんぶん)]
女川出身の紺野文雄さんと妻の杜華(とうか)さんは震災で被災。焼き鳥店の店舗と自宅を津波で流出し、仙台に移り住む事を余儀なくされた。2012年に仙台市内で焼き鳥店を再開するも「いつかは女川に帰りたい」と考えていた紺野さん。2021年3月、かさ上げされた町内の自宅跡近くに家を再建。女川町内での再開を決意し、2021年8月にお店を再開、かつての常連は「ぶんぶんの味」が町に戻ってきたと喜ぶ。


廃棄漁網をジャケットに再生
[気仙沼市(amu株式会社)]
気仙沼市のamu(アム)株式会社は、マグロ漁などの際に出る大量の廃棄漁網を回収し、洋服のナイロン生地に再生させるベンチャー企業で、2021年9月に設立された。代表の加藤広大さん(24)は神奈川県出身で、大学時代、復興支援のため気仙沼を訪れていたことが縁で、都内のIT企業を退職後、2019年に東京都から移住。廃棄漁網のリサイクル生地で作るジャケット第一号はこの春に完成する予定。漁業が盛んな気仙沼ならではの新規事業に取り組む青年の姿を紹介する