特別企画「ともに」

第26回
5月18日(土) 13:30~14:00
[再放送]5月26日(日) 深夜1:15~1:45


南三陸・歌津の今
[南三陸町]
 伊里前地区では、津波で流された歌津大橋の橋脚を解体する工事が始まりました。伊里前川には、春告げ魚「シロウオ」が溯上し、Vの字に石を積んだ独特の仕掛け「ざわ」で漁が行われています。60以上のスポーツチームの旗がなびく「伊里前福幸商店街」。ウニ丼や海鮮丼に、この時期は「しろうお丼」が食べられます。5月19日に「しろうおまつり」が行われます。


今も続く、在宅被災世帯の支援
[石巻市]
 石巻を拠点に活動をしている一般社団法人「チーム王冠」。津波で被害を受けた自宅で生活する「在宅被災世帯」、孤立しがちな「みなし仮設世帯」の人たちを支援しています。「普段、話す人がいないから帰らないで、もっと話を聞いてと泣きながら言ってくる人も…」とスタッフの大津さんは言います。未だ、支援を必要としている人はいます。「もう、大丈夫だから」と言われるまで、チーム王冠の活動は続きます。


出荷停止が続く、丸森町のタケノコ
[丸森町]
 県内有数のタケノコの産地、丸森町耕野地区。震災による原発事故の影響で、現在も出荷停止が続いています。竹林を維持管理していく上で、タケノコを放置するわけにはいかず、今年もボランティアの力を借り、タケノコ狩りを行いました。すべて廃棄処分です。「丸森のタケノコのブランド回復に向けて、一歩ずつでも進んでいきたい」とタケノコ農家の八島さん言います。