特別企画「ともに」

第31回 10月19日(土) 14:20~14:50
[再放送]10月27日(日) 26:10~26:40


ふるさと復興商店街
[亘理町]
 JR亘理駅から徒歩10分、荒浜地区の住民などが暮らす公共ゾーン仮設住宅。そこに併設されているのが「ふるさと復興商店街」。飲食店、食料品店、理容店、郵便局などが軒を連ねています。今月からサケの水揚げが始まり、この時期ならではの郷土料理「はらこめし」が、商店街を盛り上げています。また、町内の「はらこめし」を食べ歩き、地場産品の詰め合わせを抽選でプレゼントするスタンプラリーが行われています。このイベントには、商店街の2店舗が参加しています。


これからも女川で生きていく
[女川町]
 全国有数のサンマの水揚げ量を誇る女川港。震災で被災した岸壁が復旧し、大型船の入港などで水揚げ量は回復傾向にあります。しかし、サンマの水揚げが本格シーズンを迎えたものの、サンマを扱う水産加工会社の復旧が遅れ、水揚げ量を増やしても受け入れ先がないのが現状です。こうした中、地域経済の再起に向け、水産業に携わる若き経営者たちが動き出しました。水産加工品のブランド化を目指し、新商品の開発など、「笑顔あふれる女川町を再建したい」と思いをひとつに活動しています。


縫い物と語らいで心のつぎはぎ
[仙台市]
 1~2mの津波が押し寄せた宮城野区岡田・蒲生地区。縫い物をしながら、被災者同士の交流を深める集まりの場があります。それが「つぎはぎすっぺっ茶」。がれきやヘドロを取り除きながら、在宅避難を続けていた代表の庄司恵子さん。心のつぎはぎだから『お茶っこしながら、つぎはぎすっぺっちゃや』って集まったのがきっかけと言います。つぎはぎで作るポーチやバッグなどの小物の評判は高く、全国から注文が寄せられます。メンバーは、収入というよりも、地域の人とのつながりを求めて庄司さん宅に集まってくるそうです。