特別企画「ともに」

第33回 12月14日(土) 13:30~14:00
[再放送]12月22日(日) 26:45~27:15


閖復興仮設店舗 堺堀
[東松島市]
 矢本運動公園仮設住宅の一角で営業している「復興仮設店舗 堺堀」。4店舗と小さな商店街です。震災で、東松島と石巻の店を失った「みうら水産」。お客さんのニーズに応え、魚の他に、野菜や果物、そして、店内で惣菜を作って販売するようになったそうです。野蒜地区で営業していた「えんまん亭」。お店自慢の「海幸ラーメン」は健在です。「自分の店の一番のものだから、お客さんの喜ぶ姿だけで満足だよね」とご主人は言います。東名産のカキを使った季節限定の「カキらーめん」もおすすめです。


電子部品工場がバッグを生産
[南三陸町]
 南三陸町入谷にある電子部品工場のアストロ・テック。以前は、志津川小学校のそばに工場がありました。震災から一カ月も経たないうちに、登米市にある建物を借りて事業を再開。電子部品だけでなく、新たにバッグ作りを始めました。きっかけは、町内で桜の植樹の活動をしていたファッションメーカーの人達と知り合った事でした。バッグ作りは、電子部門を担当していたスタッフの他に、縫製経験のある人達を新たに採用して、手がけています。電子部品の細かな手仕事が、バッグ作りにも活かされ、アストロ・テックの仕事ぶりは高く評価されています。来春には、南三陸町の海をイメージしたデザインのトートバッグが販売される予定です。ルームニッポンで検索ください。


げんきキッズ
[名取市]
 名取市で被災した子ども達の心のケアを目的に、毎月イベントが開かれています。閖上保育所などに通っていた子ども達の保護者が中心となって始めた取り組みで、「げんきキッズ」と呼ばれています。活動のきっかけは、津波警報が出された去年12月の地震。大きな揺れに動揺する子供たちの姿に、まだまだ心のケアが必要だと痛感し、公民館などを借り、子ども達が思い切り発散できる機会を設けています。子ども達ばかりでなく、親同士の交流も深まっているそうです。