特別企画「ともに」

第40回 2014年7月12日(土)12:53~13:23
[再放送]7月20日(日)深夜1:15~1:45


南三陸町ボランティアの今
[南三陸町]
 震災から3年が経ち、未だボランティアの果たす役割は小さくありません。南三陸町の災害ボランティアセンターには、連日、全国からボランティアが集まり活動しています。がれき撤去が終わった農地の復旧作業。土を掘りかえすと、大きな石やコンクリート片などがゴロゴロ出てきます。収穫が終わったハウスでの後片付けなど。「もう復興も終盤なのかなと思っていたが、まだまだ人の手が必要で、人の手で丁寧にやらないと進まない作業が結構ある」とボランティアに参加した男性は言っていました。


石巻・河北地区で高齢者を支える
[石巻市]
 去年5月、河北地区にオープンした「スタジオぷらす」。トレーニング施設に介護保険が適用されるデイサービスを組み込んだ全国的にも珍しい施設です。代表の橋本さんは、震災直後からリハビリ専門職の仲間と被災地を回り、生活不活発病の実態を目の当たりにしたことがきっかけで、施設を立ち上げました。利用者には、「東京の孫に会いに行く」「自力で旅行をする」など具体的な目標を掲げてもらっています。その成果が、今、少しずつ表れています。


浦戸諸島桂島の今~4年ぶりに海開き
[塩釜市]
 震災の津波で被害を受けた塩釜市・浦戸諸島の桂島海水浴場で、今月2日、4年ぶりに海開きが行われました。震災前は、遠浅で波が穏やかなことから、シーズンには毎年5000人もの人が訪れていました。今回、海水浴場として使えるのは、700mある砂浜のうち100mという限られた部分ですが、「安全が確保された部分だけでも再開して欲しい」と島の人たちが市に要望して実現しました。夏のにぎわいが戻れば、島の活性化にもつながると島民たちは期待を寄せています。遊泳期間は、今月19日~8月17日まで。