特別企画「ともに」

第61回 2016年4月9日(土)12:53~13:23


東松島・野蒜の農業の今
[東松島市]
経営の安定化をめざし、6次産業化に取り組んでいる東松島市野蒜地区の農業法人「アグリードなるせ」。去年、加工処理施設「NOBICO」を設けました。今、力を入れているのが「のびるバウム」の製造。一日に200個焼いているそうです。
法人が管理する広大な農地。いくつかの問題を抱えていました。雨の日には上流や、辺りの山から一斉に水が集まり、農地は排水しきれない水で溢れ返ったり、用水路の水が漏れるようになったり、畑作が出来ない箇所もあるそうです。「自分たち生かされたものが、きちんと農地を守り続けなければならない。」と安部社長は言います。


町の復興につなげたい
[南三陸町]
南三陸町歌津・寄木地区の「さとうみファーム・子ども夢牧場」。子供が安心して遊べる場所を作りたい。動物と触れ合って楽しんでもらいたい。そして、町に客を呼び込む観光スポットになればと立ち上げられました。ここでは、ワカメの茎を混ぜ込んだ特製のエサで羊を育てています。「南三陸わかめ羊」のブランドで、飲食店や通信販売を中心に販路を広げています。肉だけではありません。羊毛からは、国産100%の毛糸。さらに、皮製品なども作ることができます。羊を使った産業で雇用を広げ、南三陸町の復興につなげていきたいと取り組んでいます。