第398回 仙台放送番組審議委員会
(平成14年9月18日開催)
出席委員 |
佐々木 泉 委員長 | 宮本 和明 副委員長 |
後藤 佐敏 委員 | 岡村 篤 委員 |
佐々木秀晥 委員 | 佐藤伊知子 委員 |
浜倉 義昭 委員 | 千葉 真弓 委員 |
佐藤 英明 委員 | |
今回は9人の委員が出席して、
FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品「狙われた技術屋集団~地方工場の新世界戦略~」について審議していただきました。
この番組は、IT不況の波を受け、カナダの「セレスティカ社」へ売却となった「NEC宮城工場」を舞台に、NECを退職した日本人社長の陣頭指揮のもと、900人の社員が自立にむけ悪戦苦闘する姿と、その中に隠された「モノ作り大国ニッポン復活」のモデルを描いた内容となっております。
番組に対して、各委員からは、さまざまな講評やご意見をいただきました。主なものは次の通りです。
- 構造不況というとかく暗くなりがちなテーマを明るい映像構成で描いていた。
- 工場の変身ぶりについて時間を追って克明に表現してあり大変わかりやすかった。
- 構造不況のなか、企業がどうやって生きるべきかのヒントがあった。
- 業界の厳しさを非常に良く表現していた。
- 用語の説明や字幕での説明(スーパー)が短くて追いきれなかった。
- ヒューマンドキュメンタリーとしては中途半端な印象があった。
これに対し、番組の制作担当者が番組の制作までの経過を説明し、質問・指摘に関しての回答と制作上の問題などを説明しました。
また、私どもは7月と8月中に、視聴者の皆様から寄せられた番組に関する苦情やご意見など381件を審議会に報告しました。