第593回 仙台放送番組審議会
(2022年3月23日開催)
開催日時 | 2022年3月23日(水) |
場 所 | 本社5階役員会議室 |
出席者 |
委員長 | 山本雅之 |
委 員 | 芦川隆範、石塚由紀、小野誠彦、加藤美紀、今野恵、真田昌行、鈴木広一、村山雅弥 |
局 側 |
稲木甲二/代表取締役社長、
福原一宏/専務取締役、
平山準一/常務取締役、
氏家裕介/取締役・報道制作局長、
篠原研司/編成業務局長、
大山吉剛/編成部長、
柳沢剛/番組審議室長、
田村信也/番組審議室事務局長、
石山利恵/番組審議室
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稲木甲二/代表取締役社長、福原一宏/専務取締役、
平山準一/常務取締役、氏家裕介/取締役・報道制作局長、
篠原研司/編成業務局長、大山吉剛/編成部長、
柳沢剛/番組審議室長、田村信也/番組審議室事務局長、
石山利恵/番組審議室
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議題
- 前回議事録の承認
- 2月番組分類統計、4月自社制作番組予定、2月に寄せられた視聴者からのご意見
- 番組合評
議事概要
- 第592回番組審議会の議事録が承認された。
- 局側から2月の番組種別ごとの放送時間、4月の自社制作番組の放送予定、1月に視聴者から寄せられた意見や苦情など合わせて125件の主な内容を報告した。
- 予定していた番組の審議を急遽変更し、1週前の16日深夜に発生した地震の際の報道特別番組のダイジェスト版を視聴し、「あの日から11年『震度6強』その時私たちは」をテーマに審議した。
会社側は、非常災害発生時のマニュアル等に従って全社員出社の体制で放送に当たったこと。地震発生の約10分後から約3時間半に渡り、仙台放送の報道スタジオから、宮城県の情報に特化したニュースを伝えたことなどを報告した。
これに対し委員からは仙台放送の「初期報道」について以下のような意見が出された。
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早い段階でかなり広範囲に取材をされていることに驚いた。月2回の訓練、臨場感のある訓練をしている結果だと感銘を受けた。おそらく経験の中で、視聴者が欲しいであろう情報のポイントを掴んでいるということがわかった。
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一番注目したのは「津波」と「原発」。この二つの要素が一番知りたかったところだが、この二点の報道もしっかりとされていて良かった。
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石巻での津波の一報中に激しい余震があった際、アナウンサーが落ち着いて「頭と首を守る」「火の元は大丈夫か」と繰り返し呼びかけたのが印象的。素晴らしい対応だと思う。引き続きこれを磨きあげてほしい。
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学生に聞いたところ、学生は安否確認のラインが届くので、スマフォを片手に持ちつつ、パソコンは見ずテレビを見ていた。SNSは連絡手段として必要だが、テレビはSNSでは得られない貴重な情報元として機能していた。テレビには、安心感、連帯感、一体感を生み出す力があるということが伺えた。
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アナウンサーが非常に落ち着いていて、しかも原稿を見ないでカメラを見て、「落ち着いて下さい」と何度も声を掛けていたのは、まさに訓練のたまもの。月2回訓練をして、体制づくりを日頃から行っているということに感心した。
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L字情報のテロップがゆっくり流れるので、読みやすく分かりやすかった。
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今回はフジテレビからの放送の後に、仙台放送からの情報が出たが、宮城県民向けの情報を最初から放送することは、できないのか?やらないのか?教えてほしい。
これに対し、番組担当者など局側が次のように述べた。
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今回は、ニュース枠から報道特別番組が始まったので、冒頭、フジテレビから、宮城県も含めた地震の情報が出た。宮城県だけに被害が発生した地震の場合は、速やかに、仙台放送のローカルに入る。去年の2月の地震の時もそうだった。
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災害時や有事の際、テレビが見られない状況でも、インターネット経由で仙台放送の映像と情報を届け、どこにいても、仙台放送が見られるようにしていきたいと思っている。
※第593回番組審議会の概要は、4月2日(土)の「月刊チャンネル寸評」で放送した。