第618回 仙台放送番組審議会
(2024年9月27日開催)
開催日時 | 2024年9月27日(水) |
場 所 | 本社5階役員会議室 |
出席者 |
委員長 | 山本雅之 |
委 員 |
五十嵐弘幸、加藤美紀、菊池昭光 小宮仁奈子、今野恵、鈴木広一、野沢千晶 真田昌行 |
五十嵐弘幸、加藤美紀、菊池昭光、小宮仁奈子、今野恵、鈴木広一、野沢千晶、真田昌行 |
局 側 |
稲木甲二/代表取締役社長
高荒治朗/取締役報道制作局長
金子知広/スポーツ部長
下舘智哉/スポーツ部ディレクター
篠原研司/取締役番組審議室長
田村信也/番組審議室事務局長
石山利恵/番組審議室
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稲木甲二/代表取締役社長、高荒治朗/取締役報道制作局長
金子知広/スポーツ部長、下舘智哉/スポーツ部ディレクター
篠原研司/取締役番組審議室長、田村信也/番組審議室事務局長
石山利恵/番組審議室
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議題
- 7・8月の番組分類統計、視聴者からのご意見について、10月の主な番組の放送予定
- 番組合評: 「スポルたん!NEO」
2024年8月3日(土)&10日(土)18時30分~19時00分放送
【番組概要】
2005年、楽天イーグルスのファーストシーズンと同時に「速報!スポルたん」としてスタートした番組も、20年目に入りました。土曜夕方の激戦区18:30からの生放送で、当日のゲームの速報を中心に、宮城のスポーツシーンをタイムリーに届けています。今回は、パリオリンピックの女子スケートボードで銀メダルを獲得した東北高校の赤間凛音選手が生出演した8月3日の放送と、同じく東北高校出身でサッカー元日本代表の今野泰幸さんをゲストに招いてベガルタ仙台の、首位清水エスパルスとの一戦を振り返った8月10日の放送分です。企画は、楽天イーグルスの内星龍投手の「ルーツの旅」(前編・後編)です。
【出演】
ゲスト
女子スケートボード・赤間凛音選手
楽天イーグルス・塩見貴洋アカデミーコーチ
サッカー元日本代表・今野泰幸さん
MC
金澤聡&西ノ入菜月(仙台放送アナウンサー)
議事概要
- 第617回番組審議会の議事録が承認された。
- 局側から、7・8月の番組種別ごとの放送時間と、視聴者から寄せられた意見や苦情などの主な内容を報告した。合わせて10月の主な番組の放送予定を紹介した。
- 議題番組の審議
議題番組への各委員からの主な意見は以下の通り。
- 宮城を中心としたスポーツ情報の提供や、地元プロスポーツチームを応援する番組として長く続いており、地元に密着した良いスポーツ番組だと思う。
- スタジオのセットが白樺林のようで爽やかで自然で映える。MCのコンビネーションも良くゲストと同じ目の高さで話しており和やかで好印象であり、明るい声や表情が、スポーツ番組にふさわしい。
- 赤間凛音選手が生出演したコーナーでは、仙台市出身ということで、ご両親、恩師、後輩、そして地域からの応援に感謝をする気持ちを伝えるとてもいい場面だったと思う。ケガを克服してメダル獲得し、次のオリンピックへの意欲が伝わってきたので、今後更にみんなで応援していこうという気持ちが醸成できたのではないか。
- 楽天OBの塩見さん、サッカー元日本代表の今野さんは、飾らない人柄、やわらかい語り口で、グラウンドやピッチとは違う2人に、くすっと笑わせてもらいながら、それぞれの登場をうれしく感じた。
- 2週にわたる「ルーツの旅」の企画で内選手の内面をよく知ることができた。私の中で、内投手は試合中もあまり感情を出さず淡々とプレーをしている印象があり、内選手のキャラクターがどういうものか、これまであまりイメージがなかったが、これからは内選手の見え方が少し変わってくるように思う。
- 「ルーツの旅」を同じ母親として見たときに、「縁を切ってでもやり切れるの、その決意があるなら、お母さん家を一緒に出て応援するよ」という言葉をかけてあげるその強さ、勇気には称賛しかない。子供に真摯に向き合うことの大切さを教わった。
- 「ルーツの旅」は、親子の物語として非常に面白い企画だったが、投手の道を選んでから、どういう努力をして、どういう成長があって、どういう点が評価されてプロになれたのかという説明がなかった。アスリートとしての内選手の情報をもう少し知りたかった。
- 一番気になったのは、ベガルタが前回負けた時のロッカールームで監督が叱咤激励するシーンだった。前後がなくあの怒号だけを初めて視た方は恐怖を感じる方もいると思うし、勝ったのはあの叱咤激励に奮起し、牙むき出しで挑んだからだとすら思えたのは、パワーハラスメントの側面では昨今では問題があるようにも感じた。
これに対し、会社側が次のように述べた。
- 番組を構成する際に考えていることが3つある。一つはVTRで勝負する企画、次に、その日のゲームの速報、そしてスタジオでの解説だ。見応えがあると思ってもらえるようなVTR企画、解説者の力を借りて深く伝えるコーナー、そして速報の3つが番組の柱だ。
- 赤間選手は、スポーツ部として中学時代から取材を継続、練習拠点の新潟とスタジオを中継で結ぶなど関係性を深めてきたこともあり、自然体で話していただけたように思う。
- VTR中の怒号については、スポーツの熱さを伝えたいという思いから使った。ハラスメントと捉えらてしまう可能性もあるかもしれないとのご意見を聞き、しっかりとした信頼関係があるということが伝わるような作り方をしていかなければいけない時代なのだなと感じた。今後に活かしていきたい。
※第618回番組審議会の概要は、10月5日(土)の「月刊チャンネル寸評」で放送。