第619回 仙台放送番組審議会
(2024年10月23日開催)
開催日時 | 2024年10月23日(水) |
場 所 | 本社5階役員会議室 |
出席者 |
委員長 | 山本雅之山本雅之(欠席) |
委 員 |
五十嵐弘幸、加藤美紀、菊池昭光 小宮仁奈子、今野恵、鈴木広一 野沢千晶、真田昌行 |
五十嵐弘幸、加藤美紀、菊池昭光、小宮仁奈子、今野恵、鈴木広一、野沢千晶、 真田昌行 |
局 側 |
高荒治朗/取締役報道制作局長
高橋肇/編成部長
澤田滋郎/報道部長
楠本晃大/報道部デスク
篠原研司/取締役番組審議室長
田村信也/番組審議室事務局長
石山利恵/番組審議室
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高荒治朗/取締役報道制作局長、高橋肇/編成部長
澤田滋郎/報道部長、楠本晃大/報道部デスク
篠原研司/取締役番組審議室長、田村信也/番組審議室事務局長
石山利恵/番組審議室
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議題
- 10月改編後の番組分類、上半期の種別ごとの放送時間、9月の視聴者レスポンス、11月の主な番組の予定
- 番組合評:「仙台放送Live News イット!」
2024年10月2日(水)&3日(木) 18時09分~18時46分放送
【番組概要】
県内ニュースについては、これまで通り、「視聴者の共感」を得られることを意識しながら、生活に密着したニュースを中心に、わかりやすく丁寧に伝えていくことを方針として、日々制作しています。その日に県内で起きたことをしっかり伝えることはもちろんですが、毎日、特集企画も入れるようにしていて、特集も充実した内容にするべく取り組んでいます。
【出演】
- 10月2日(水)
- 梅島三環子 & 高橋咲良 & 千坂紗雪、
平野貴久気象予報士
コメンテーター:林宙紀さん(経営コンサルタント)
- 10月3日(木)
- 西ノ入菜月 & 堤勇高、平野貴久気象予報士
特集プレゼンター:佐藤拓雄
議事概要
- 第618回番組審議会の議事録が承認された。
- 局側から、10月改編後の番組分類、上半期の種別ごとの放送時間、9月の番組種別ごとの放送時間と、視聴者から寄せられた意見や苦情などの主な内容を報告した。合わせて11月の主な番組の放送予定を紹介した。
- 議題番組の審議
議題番組への各委員からの主な意見は以下の通り。
- 特集「夏目漱石の直筆の手紙発見」で紐解かれた、漱石本人の直筆である4つの根拠は、他の漱石の原稿との比較もあり、非常に面白かったし、説得力があってよく取材されたなと思った。なかでも“わたし”と“あたし”の違いを深堀していたのは非常に良かった。
- 陸上のホープ・気仙沼の中学3年の畠山一気選手の特集は、ラクビーから陸上に転向、震災の時のこと、父親との二人三脚、わずか10か月で県記録を27年ぶりに塗り替える…畠山選手の成長ぶりが伝わってきた。畠山選手は本当に中学3年かと思うほど意識が高く、話す内容も大人の様で、まさに夢に向かって進んでいるという感じで、大谷翔平選手をほうふつとさせるように感じた。
- 梅島アナウンサー&高橋咲良アナウンサー、平野気象予報士、コメンテーターの林宙紀さんは、「的確」「整然とした進行」「正しさ」のような印象を受けた。翌日の西ノ入アナウンサーと堤アナウンサーは、夏目漱石の特集もあったことから「柔らかさ」「遊び」「面白さ」を感じた。
- コメンテーター林宙紀さんのコメントが的を射ていたと感じた。仙台市長への贈答品のニュースでは、兵庫県知事の事例もあったが、「おねだりした訳ではない、規定がなくルールに反したものでもなく、目くじらを立てるほどではない」と明確にコメントしており説得力があった。
- コメンテーターの林さんには、大胆な提言を期待していたが、そういう印象を持たなかった。キー局の情報番組のコメンテーターが「受ける」のは、やはりギリギリまで踏み込んで発言するからで、通り一遍のコメントでは視聴者はついてこないのではないか。
- スポーツコーナーのテロップで、「楽天4位」の映像に「春高バレー県大会組み合わせ抽選会」と表示されていて一瞬混乱した。楽天のニュースの次に、春高バレーの組み合わせ抽選会のニュースをやるのであれば、上段に「楽天 今シーズン4位が確定」、下段に例えば「次は…抽選会」と表示すれば見やすいのではないか。
これに対し、番組担当者が次のように述べた。
- 「夏目漱石」の特集は、佐藤拓雄アナウンサーが、直筆の手紙が見つかったにとどまらず、直筆であることの証や、漱石の表現へのこだわりというところまで踏み込んで取材をしたもので、VTRの尺は7分25秒、スタジオコメントと合わせると約9分のコーナーになった。正味40分弱の夕方のニュースの中で、これだけの時間を取って放送するというのは相当なチャレンジだった。
- コメンテーターの林さんは、県内出身でもあり、ニュースの事実関係、ナレーションやインタビューでは伝えきれない「本音の部分」を補填して欲しいと思って起用している。
※第619回番組審議会の概要は、11月2日(土)の「月刊チャンネル寸評」で放送。