第625回 仙台放送番組審議会
(2025年5月28日開催)
開催日時 | 2025年5月28日(水) |
場 所 | 本社5階役員会議室 |
出席者 |
委員長 | 山本雅之 |
委 員 |
菊池昭光、小宮仁奈子、今野恵 鈴木一子、鈴木広一、土橋章子 野沢千晶 |
菊池昭光、小宮仁奈子、今野恵、鈴木一子、鈴木広一、土橋章子、野沢千晶 |
局 側 |
稲木甲二/代表取締役社長
高荒治朗/取締役報道制作局長
高橋肇/編成部長
熱海吉和/スポーツ部
下館智哉/スポーツ部
篠原研司/取締役番組審議室長
伊藤大輔/番組審議室事務局長
田村信也/番組審議室
石山利恵/番組審議室
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稲木甲二/代表取締役社長、高荒治朗/取締役報道制作局長
高橋肇/編成部長、熱海吉和/スポーツ部
下館智哉/スポーツ部、篠原研司/取締役番組審議室長
伊藤大輔/番組審議室事務局長、田村信也/番組審議室
石山利恵/番組審議室
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議題
- 前回議事録の承認
- 4月の番組分類統計、視聴者からのご意見について、6月の自社制作番組の放送予定
- 番組合評:
「スポルたん!RISE」
5月3日(土)午前11:25~11:50放送
【番組概要】
2005年、「速報!スポルたん」としてスタートした番組は、今年4月「スポルたん!NEO」から、「スポルたん!RISE」に番組タイトルをリニューアル。21年目に入り、放送時間を土曜日夕方から土曜日昼に移動し、番組も全編VTRとなった。
今回の特集は、ベガルタ仙台のオナイウ情滋選手の飛躍の要因。子どもの日を前に、楽天イーグルスの鈴木大地選手と古謝樹投手に、子どもの頃の夢を伺った。
議事概要
- 第624回番組審議会の議事録が承認された。
- 局側から、4月の番組種別ごとの放送時間と視聴者から寄せられた意見や苦情など合わせて348件の主な内容を報告した。合わせて6月の主な自社制作番組の放送予定を紹介した。
- フジテレビの一連の問題を受け、全社員を対象にしたアンケート調査を実施し、番組出演者等との会食において問題となる事案がなかったことを報告した。
- 議題番組の審議
議題番組への各委員からの主な意見は以下の通り。
- 番組全体として、県内のスポーツ関連の話題を様々なエピソードで交えつつ、コンパクトに伝え、選手一人一人にフォーカスをする内容で、各選手を身近に感じ、応援したくなる内容だった。スポーツニュースというよりエンタメ要素が多く、スポーツバラエティ番組の印象を受けた。
- 前半は、オナイウ選手の活躍、苦労の裏側に迫る硬めの内容、後半は、子供の日にちなんだ柔らかめの内容だった。たまたま通り掛かって目にした私でも楽しめるコンテンツだと思った。
- 監督の「主力で使う前提」という言葉とファンの声援をきっかけに、ベガルタのオナイウ選手が新たな覚悟を持ち合わせていく。下山アナのインタビューが、それを存分に引き出していた。地元に多くの素晴らしい選手がいて、その数だけ人生のドラマがあることを、多くの人に知って欲しいと感じながら番組を拝見した。
- 女子プロレスのパフォーマンスの面白いところをよくぞ見せてくれた。選手間の舌戦シーンを引っ張ってきたことも効果的だ。何が起こるかわからない女子プロレスはエンターテインメント性があり、是非これからもたまには取り上げてほしい。
- 最近のネット記事は、テレビや雑誌の面白いところだけをつまんでページビューを稼ごうという体たらくな「こたつ記事」で溢れているが、里村選手と宿命のライバルとのやりとりと、古謝投手のちょっとした振る舞いに着目した2本のVTRは、まさに「こたつ記事」の対象となる面白い内容だった。
- 全編VTRということで、間違った話し言葉をテロップでしっかり直されていたことは良かった。(例、苦しい時間が「多くて」→「長くて」、嫌な流れを「引っ張る」→「引きずる」)。
- 結構息着く間もなくコンテンツが流れていくので、ちょっと視聴する側にとっては溢れてくる情報に追いつかないところがあって、視聴した後に倍速動画を見た感じを受けた。
- 古謝投手の初完封時のエピソードでゼリーをたくさん飲んで、お腹をこわしていた。少年野球の子が真似しないと思うが、安心安全の番組として、注意喚起が必要だ。
これに対し、番組担当者が次のように述べた。
- 番組名のRISEには、いくつかの意味を込めている。驚き=サプライズ、「スポルたん」独自の分析・解析=アナライズ、番組で応援することでアスリートも活躍、まさにライズし、選手・ファンが一体となって宮城のスポーツ界が日の出の勢い(サンライズ)で発展して欲しい。そう願いながらスタッフ一同、番組制作に励んでいる。他媒体が台頭する中、試合を見ているだけでは見られないスポーツ選手の表情や、裏話などをたくさん取り上げることで、スポーツに対する関心をできるだけ幅広い方に持ってもらいたい。
全編VTRにしてなるべく情報を詰め込もうとしているが、そうした点が、「息つく暇がない」というご指摘につながっていると思うので、今後の番組作りに活かして参りたい。
※第625回番組審議会の概要は、6月7日(土)の「月刊チャンネル寸評」で放送。