第627回 仙台放送番組審議会
(2025年7月23日開催)
開催日時 | 2025年7月23日(水) |
場 所 | 本社5階役員会議室 |
出席者 |
委員長 | 山本雅之 |
委 員 |
加藤美紀、菊池昭光、小宮仁奈子 今野恵、鈴木一子、鈴木広一 土橋章子、野沢千晶 |
加藤美紀、菊池昭光、小宮仁奈子、今野恵、鈴木一子、鈴木広一、土橋章子、野沢千晶 |
局 側 |
稲木甲二/代表取締役社長
高荒治朗/取締役報道制作局長
三浦英成/制作部プロデューサー
丹野洸兵/制作部ディレクター
篠原研司/取締役番組審議室長
伊藤大輔/番組審議室事務局長
田村信也/番組審議室
石山利恵/番組審議室
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稲木甲二/代表取締役社長、高荒治朗/取締役報道制作局長
三浦英成/制作部プロデューサー、丹野洸兵/制作部ディレクター
篠原研司/取締役番組審議室長、伊藤大輔/番組審議室事務局長
田村信也/番組審議室、石山利恵/番組審議室
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議題
- 前回議事録の承認
- 6月の番組分類統計、視聴者からのご意見について
- 番組合評:
「全力おたすけバラエティ かのおが便利軒」
6月1日(日)午後4:05~5:20全国放送
【番組概要】
好感度の低い !? 尾形貴弘と狩野英孝が、地元愛され芸人を目指して“便利屋”をオープン!困っている人をおたすけしたり、悩んでいる子の背中をそっと押したりと、依頼者の悩みを本気で解決する「全力おたすけバラエティ」。今回の「お悩み」は?
①人気の離島リゾート 東京都八丈島でトンデモナイもの大捜索!
②園児のお悩みを解決!でんじろう先生とサイエンスショー
③宮城県の山奥で秘湯探し!テレビ初公開『黄金の湯』を発見 !?
議事概要
- 第626回番組審議会の議事録が承認された。
- 局側から、6月の番組種別ごとの放送時間と視聴者から寄せられた意見や苦情など合わせて252件の主な内容を報告した。
- 議題番組の審議
議題番組への各委員からの主な意見は以下の通り。
- MC2人のほか、見届け人として出演されていた東野さんと島崎さんと2人のかけ合いなど、終始違和感のない流れで、出演者選びがよかったと感じた。ファミリーのような温かさを感じた。
- 狩野さんと尾形さんが真摯に依頼者と向き合い、体を張って問題解決や地域のアピールに挑む姿は、笑いだけでなくほっこりした感動を生んだ。宮城出身の二人の人間味あるやり取りが番組の温度感を高めており、全国の視聴者と距離を縮め宮城県への関心度を上げる力があると感じた。
- この番組には、地域の魅力を“人助け”という切り口で伝えることで、エンタメの枠を超えたメッセージを発信するポテンシャルがあると感じる。この番組の放送エリアがさらに広がり、今後も宮城県の地域情報発信の一助となることを期待する。
- 東京農業大学が八丈島のために乳酸菌抽出の協力をして、「くさヨ」の開発に大きく貢献されたとあり、アカデミアとビジネスが連携して新しい技術を生み出して社会課題に向き合う姿を体現してくれているようで、社会全体が良い方向に向かっていることを感じさせてくれる内容だった。
- 「秘湯探しは危険を伴いますので、専門家と同行するなど万全の対策を講じてください」というメッセージを番組中に最後に出していたが、これは本当に必要だと思った。
- 指で直接くさや液を舐めさせるのではなく、手袋をつけて行った方が良かった。食品の衛生管理に対して留意が必要。そうした配慮をしたからといって、番組の面白さがなくなるわけではない。
これに対し、番組担当者は次のように述べた。
- 去年の番組審議会で、スタジオとロケが分断されているというご指摘をいただいたので、今年はスタジオに、「かのおが」の2人が入ることで、VTRとスタジオとの流れがすごく良くなったと感じた。VTRの「見届け人」の役割として、東野さんと島崎さんが突っ込むことで、狩野さんと尾形さんの芸風の違いやコントラストがはっきりした点も、視聴者にわかりやすくなったと思う。
※第627回番組審議会の概要は、8月2日(土)の「月刊チャンネル寸評」で放送。