第628回 仙台放送番組審議会
(2025年9月24日開催)
開催日時 | 2025年9月24日(水) |
場 所 | 本社5階役員会議室 |
出席者 |
委員長 | 山本雅之 |
委 員 |
菊池昭光、小宮仁奈子、今野恵 鈴木一子、鈴木広一、土橋章子 野沢千晶 |
菊池昭光、小宮仁奈子、今野恵、鈴木一子、鈴木広一、土橋章子、野沢千晶 |
局 側 |
稲木甲二/代表取締役社長
高荒治朗/取締役報道制作局長
大瀧遥/制作部プロデューサー
半澤正樹/制作部ディレクター
篠原研司/取締役番組審議室長
伊藤大輔/番組審議室事務局長
石山利恵/番組審議室
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稲木甲二/代表取締役社長、高荒治朗/取締役報道制作局長
大瀧遥/制作部プロデューサー、半澤正樹/制作部ディレクター
篠原研司/取締役番組審議室長、伊藤大輔/番組審議室事務局長
石山利恵/番組審議室
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議題
- 前回議事録の承認
- 7月と8月の番組分類統計、視聴者からのご意見について
- 番組合評:「あらあらかしこ」
8月30日(土)午前10:25~11:25放送
【番組概要】
2009年4月にスタートした当番組は、「あらかし」の愛称・略称で親しまれている土曜午前の人気情報番組。この日は、木曜午後10時放送中のドラマ「愛の、がっこう。」に出演中の俳優で、宮城・仙台市出身の荒井啓志さんがゲスト出演した。
「街あるき」のコーナーでは七ヶ浜周辺を紹介。特集は「仙台らんち」、「残暑を乗り切る海外のスタミナ料理」。
議事概要
- 第627回番組審議会の議事録が承認された。
- 局側から、7月と8月の番組種別ごとの放送時間と視聴者から寄せられた意見や苦情など合わせて505件の主な内容を報告した。
- 議題番組の審議
議題番組への各委員からの主な意見は以下の通り。
- リポーターが初挑戦で波に乗る姿は、視聴者の挑戦意欲を刺激したと思う。カメラマンの驚きの声がそのまま使われ、現場の臨場感が伝わる演出も効果的だった。自然の美しさとアクティビティの魅力が融合した印象的なコーナーだった。
- 店主が父の記憶を頼りに味を守る姿勢が、心に深く残る内容だった。「とんかつにはゴールがない」という言葉に、料理への真摯な思いが込められていた。家族の絆と職人魂が伝わる、感動的なグルメ紹介の好例だった。
- 料理のアップや引きの映像、照明の工夫が美味しさを引き立てていた。BGMの選定も番組の雰囲気に合っており、視覚と聴覚の両面で楽しめた。 エンディングのモンキーマジックの演出も、地域愛を感じさせる仕上がりだった。
- VTRのテンポとスタジオの落ち着いた進行が、視聴者に心地よいリズムを提供。グルメ中心の構成でも、スタジオの緩やかな展開が全体のバランスを整えていた。制作陣の工夫と経験が感じられる、安定した構成力が光っていた。
- 七ヶ浜・仙台ランチ・スタミナ料理と飲食店紹介が多く、やや偏りを感じた。視聴者によっては食の話題ばかりでは飽きてしまう可能性がある。他の話題も交えて欲しい。
- メキシコ・四川料理の後に、スタジオに突然フィリピン料理が登場し、流れに違和感があった。VTRとスタジオの試食が連動していれば、より自然で興味を引く展開になったと思う。
- 地元出身のゲストの親しみやすさは好印象だったが、目線が下向きで表情に乏しかった。後半には笑顔も見られ、初々しさや緊張感がリアルに伝わってきた。地元にゆかりのあるゲストの起用は、番組の魅力を高める要素と思った。
これに対し、番組担当者は次のように述べた。
- 番組は今年で17年目を迎え、初の男性リポーターを起用するなど新たな挑戦を続けている。かつての「女子限定」の副題は時代に合わせて削除し、性別にとらわれない番組づくりを目指している。視聴者の声を受けて番組の最後にイベント情報を挿入する試みも始め、好評を得ている。今後もさらなる発展を目指して工夫を重ねていく。
※第628回番組審議会の概要は、10月4日(土)の「月刊チャンネル寸評」で放送。