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朗読/板垣龍佑アナ
タイトル
「鳥箱先生とフウねずみ」
著  者
宮沢 賢治
朗  読
板垣龍佑アナウンサー
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第1回放送 (2008年4月18日)
あるうちに一つの鳥かごがありました。鳥かごと云ふよりは、鳥箱といふ方が、よくわかるかもしれません。それは、天井と、底と、三方の壁とが、無暗に厚い板でできてゐて、正面丈けが、針がねの網でこさへた戸になってゐました。そして小さなガラスの窓が横の方についてゐました。…
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第2回放送 (2008年4月28日)
「ははあ、こゝは、大へん、空気の流通が悪いな。」と鳥箱先生は云ひながら、あたりを見まはしました。棚の上には、こはれかゝった植木鉢や、古い朱塗りの手桶や、そんながらくたが一杯でした。そして鳥箱先生のすぐうしろに、まっくらな小さな穴がありました。…
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第3回放送 (2008年5月2日)
ある日、フウねずみが先生のそばを急いで通って行かうとしますと、鳥箱先生があわてて呼びとめました。
「おい。フウ。ちょっと待ちなさい。なぜ、おまへは、さう、ちょろちょろ、つまだてしてあるくんだ。男といふものは、もっとゆっくり、もっと大股にあるくものだ。」…
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第4回放送 (2008年5月9日)
それから又五六日たって、フウねずみが、いつものとほり、大いそぎで鳥箱先生のそばを通りすぎようとしますと、先生が網のチョッキをがたっとさせながら、呼びとめました。
「おい。フウ、ちょっと待ちなさい。おまへはいつでもわしが何か云はうとすると、早く逃げてしまはうとするが、今日は、まあ、すこしおちついて、こゝへすわりなさい。お前はなぜそんなにいつでも首をちゞめて、せなかを円くするのです。」…
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※一部の作品には、現在において不適切と思われる表現が含まれている場合がありますが、
原作の内容を尊重し、原作通り朗読させていただいております。

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