AI(人工知能)で安全運転を最適化
「運転技能向上トレーニング・アプリ AI版」リリースのお知らせ
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公開日:2021.03.24
- 発表のポイント
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東北大学加齢学研究所・川島隆太教授と仙台放送が開発した「運転技能向上トレーニング・アプリ」が、この度、AI(人工知能)を搭載。個々のトレーニング状況をAIが解析し、プレイヤー毎に最適なトレーニングへ自動調整できるようになります。同アプリでは、既に「運転技能」「認知機能」「感情状態」の向上効果が実証されていますが、AI版への機能拡張により、安全運転管理や商品開発など、データ活用の幅も広がることになります。
- 概 要
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株式会社仙台放送(仙台市青葉区上杉5-8-33 代表取締役社長:稲木 甲二)は、国立大学法人東北大学加齢医学研究所(仙台市青葉区星陵町4-1 所長:川島 隆太教授)と産学連携により共同開発した「運転技能向上トレーニング・アプリ※1」の社会実装を2019年から進めており、既に、様々な業界で安全運転に向けた取り組みとして採用されています。2021年4月からは、同アプリにAI(人工知能)を搭載することで、さらなる安全運転に向けたトレーニング効果の向上を目指すことになりました。
「運転技能向上トレーニング・アプリ AI版」は、ドライバーの運転技能を「脳のトレーニング」によって向上させる法人向けのクラウドサービスです。利用者はスマートフォンなどの端末でトレーニングを実施。AI版では、プレイヤー毎の反応時間や出題ごとの正誤判定を中心にログを取得し、機械学習を利用してデータを分析。「惜しさ」や「速度差」、「左右差」などの弱点全般の把握など、精緻なデータを元にトレーニング内容を自動調整することができます。つまり、トレーニングすればするほど、プレイヤーに最適化されていきます。
※1 国立大学法人東北大学加齢医学研究所と仙台放送が産学連携により共同開発した「トレーニング・アプリ」で、川島隆太教授による脳科学研究の成果と仙台放送が開発・放送している脳のトレーニング番組『川島隆太教授のテレビいきいき脳体操』の知見から開発されました(特許6284171号)。テレビやスマートフォン、タブレット等の端末を利用した「作業速度訓練による安全運転能力向上プログラム」で、実際の運転行為や疑似運転行為(シミュレーター等)を伴わない日常的な認知トレーニングにより、運転技能の維持・向上を目指すものです。
- AI版のメリット
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- 運転技能向上トレーニング・アプリとは
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- 東北大学加齢医学研究所・川島隆太教授と仙台放送が共同で発明・開発した「運転技能向上トレーニング用」のアプリケーション。1日20分・6週間という短期間で自動車運転技能と認知力と活力が向上することを実証(2019年発表の研究成果より)。
- トレーニングは現在8種類(運転技能向上トレーニング5種類、脳トレーニング3種類)
※運転技能向上トレーニング3種類から順次AI版を実装予定 - 特許取得済み(特許6284171号)
【AI版 動画URL】https://youtu.be/9IhIUg-XTBU
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